Web決済のSPIKEを試してみる。

2014/4/20

SPIKEWebPay と比較されてたので試してみたら、「twitter や facebook でモノを売れるサービス」でした。タイムラインに勝手に商品を陳列してクレジット決済できます。アプリやブロクでも売れます。

破壊的。WebPay に感動して妄想した未来?が崩れていく感じがしました。なのでここに書き留めます。

まず WebPay はクレジット決済対応を簡単にする開発者向けの API サービスです。この分野はいままで敷居が高かったけれど WebPay を使えば自分でも決済対応のアプリやサービスを構築できます。自分の技が増えて商機が見つけられそうでワクワクしました。

しかし SPIKE はさらに先を行っていて、サイトやアプリを作らなくても twitter や facebook で売り買いが出来ます。WebPay には簡単になったとはいえ開発が必要だし加盟店契約も審査(最短3日)もあります。だけど SPIKE はまるごと代行してくれます。UIが良くて、大げさにいえばアカウント作成から販売開始まで30秒です。もはやディベロッパーの出番は無いとガッカリしました。

売り手に必要なのは、商品と顧客だけ。その点ではヤフオクや楽天も同じだけれど、SPIKE はどこでも店開きでき、フォロワーがいるならモールに縛られることはありません。「フォロワー増えたからビジネス始めるわ」っていう話を思い出しました。店を作ってから集客するんじゃなく、人通りが増えたからここで商売始める。SPIKE はこのやり方を容易にしてくれると思います。

とまあ初めは良い点ばかり見えましたが実際に出品してしばらくたつと気づくこともあります。そもそも facebook の友達なら決済サービスなんか不要でしょう。twitter のように知らない人まで拡散すると取引の信頼性が問題になります。SPIKE にはヤフオクみたいに出品者への評価で牽制する仕組みも、エスクローもありません。配送や商品の受け渡しは自己責任。一長一短ですが、決済に特化したぶん使いやすくて応用がきくので何か期待感はあります。



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